ニュース

« ニュース一覧へ戻る

本研究講座の趙特任助教が2016年社会情報学会(SSI) 学会大会で講演

DATE :
2016.09.12

2016910日(土)から11日(日)に札幌学院大学で開催された「2016年社会情報学会(SSI) 学会大会」にて趙特任助教が講演を行いました。

大会 URL http://www.sgu.ac.jp/soc/ssi/Program.html

■ 講演概要

韓国政府の国家ICT戦略変化に関する考察 ー サイバーセキュリティを中心に

韓国ではICTの発展によりインターネットを介した情報流通が増え、インターネット上での経済活動も盛んになっている。インターネットを介して家電や家の中の物を遠隔操作できるスマートホーム、デジタル教材とクラウドシステムを使うスマート教育、スマートフォンやスマートウォッチなどで健康状態をモニタリングするスマートヘルスケアなども浸透し、インターネットがないと生活が不便なほどネット依存度も高くなっている。ICTの最先端サービスが登場すればするほど、DDos攻撃、ランサムウェア、個人情報ハッキングなどICTを利活用した脅威も巧妙になっている。このような背景から、誰もが安心してインターネットを使えるよう、サイバーセキュリティの重要性も高まっている。韓国政府は90代後半から「IT強国」を目指した政策を進めてきた。韓国政府はほぼ毎年、政府が韓国社会の課題をICTを利活用してどう解決するか、ICT産業のどの部分を育成するのか、ICT展のためにどの規制を緩和するのか、といった国家ICT政策を発表している。ここ数年、韓国の国家ICT政策はセキュリティを強調する項目が増えている。韓国政府は、韓国がIT強国であり続けるためには、ICT発展と同時にサイバーセキュリティ戦略が重要になるしかないとみている。韓国のICT政策の中でサイバーセキュリティの重要さが増していく事例分析を行い、政策と組織を強化しても、サイバーセキュリティは万全といえず、常に脅威にさらされていることを確認した。サイバーセキュリティ対策を講じても、すぐ抜け道を見つけ攻撃されるため、サイバーセキュリティ政策は常に最新のICT状況に合わせ、アップデートしていかないといけない。韓国の事例から日本で起こり得る問題を想定して回避できるよう、政策面、組織面でのよりスピーディーな対策作りについて研究を続け、日本のサイバーセキュリティ政策樹立に役立てるようにする。



  • パンフレットダウンロード